1ヶ月に16枚の絵を描いたことがる。
東京の絵の専門学校に通っていた頃です。
正月を挟んだ1ヶ月の間に、一気に16枚の絵を描いたことがあります。
そう、絵本「森の中で・・」の絵です。
絵のサイズはB3くらいで、それほど大きくはないのですが、今振り返ってみても、すごい集中力でよく頑張れたもんです。
かと言って、一日中絵を描くことに没頭していたわけではなく、昼間は新宿あたりをぶらぶらして、資料となる風景を写真
に撮ったりしました。
話は反れますが、その時、丁度雪が降ってきたので、都会に雪が降っている絵が登場するわけです。
屋久島にはやく移住したい・・・という想いが空回りして、自分はここで何やってんだろう・・なんて自問自答していたので、
あの絵本ができたんですね。
で、深夜に作業して、昼まで寝る・・というのが、僕にとって一番集中できる生活パターン。
1日一回、外をぶらぶらと歩く・・という僕の習性は、今も昔も変わらないので、その時間をなくすわけにはいきません。
それをなくすと、僕は気が狂ってしまうでしょう。
今は、昼間はアトリエの店番をしなければいけないので、外に出歩くのがどうしても夜になってしまいます。
そこが問題なんだな。
深夜作業して朝からアトリエ営業となると、寝る時間が無いわけです。
アトリエを営業する生活サイクルと、創作するときのサイクルにズレがあるので、同時に両立するのが難しいのです。
創作に専念するためには、ギャラリーとしてのアトリエを廃業するしかありません。(一年の半分くらいは・・・。)
でもネックになるのが、やはり経済的なことですね。
新たな作品が数多くできることで、また違った道が開ける可能性があるということを信じて、実行に移すしかないかな・・・。