縄文じいさんの屋久島日記-英雄の死

2005年　2月の日記

28　ミーと屋久島の近況報告
27　プレゼント企画
26　H2Aロケット打ち上げ
23　今日は写真だけ
22　わびしさと僕の写真の関係
21　節約生活
18　雨でうんざり
16　いつもカメラ片手に・・
15　雨
14　バレンタイン
13　ＨＰ開設3周年
10　ヤツの元では・・・
09　いつかどこかで見た記憶の世界
08　夕焼けフラッシュ
05　優しい時間

2005年　1月の日記

29　久々の快晴
26　流木アート
24　朝焼け
23　オレンジデイズ
21　闇の中の光
19　ミーとねこ石
17　宮之浦の朝焼け
16　久々のプレゼント企画
15　屋久島で暮らすには・・
11　リニューアルアトリエ縄文じいさん
04　愛子岳

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2005年4月21日　はれ

英雄の死

以前、アトリエに遊びに来て頂いた方が、先日、亡くなられたということを、
ある民宿の女将から昨夜聞かされました。

女将から聞いていたのですが、その方は僕の絵をすごく気に入ってくれて、涙まで流したそうです。

この世の中、絵なんかではなかなか食っていけるもんではありません。
僕が困っていたら、いろいろ助けてやって欲しいと、
その方は女将に言ってくれたそうです。

その方は、高校の教師で、剣道の世界では名の知れた方だそうです。
いわゆる体育会系で、絵を見て涙するなんて、
およそ検討もつかない方です。
女将と会った時に、その方が涙されたということを
笑い話でよく聞かされたもんです。

体力の塊、健康の塊のようなその方の死因は、
酔っぱらって、階段から落ちたそうです。

剣道で、全国大会を制したこともあったとのこと、
スポーツで、そして仕事で、そして普段の生活で
いろいろ戦ってこられたことでしょう。

それなのに、あっけない最後でした。

でもきっと、全力で生きてこられて、この世での役割をまっとうされたのでしょう。
少しはやいですが、今生を卒業されたのだと思います。
英雄、スーパースターの死というのは、昔からそんな感じであっけないですよね。

アトリエの落書き帳を久しぶりにめくってみました。
その方が残した、顔の表情が絶妙だなぁと、
今になって気付きました。

このところ、創作に気持ちが向かない僕ですが、
その方が、僕に示してくれた想いを深く受け止め、
その想いを裏切らないように、まっすぐな気持ちで
頑張っていきたいなぁとあらためて想うのでした。

おわり

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